あるもので補う

格差社会といった事がいわれるだけに、お金持ちとそうでない人との差がはっきりとわかるようになっています。誰もがお金持ちになることに憧れるわけですが、お金がなくったって心を豊かにすることはできるのです。それは、フランス人から学ぶことができます。

 

フランス人は、基本的にはお金をあまり使いません。むしろ、使わないで済ませようとします。例えばお菓子を作ろうと思った時、一般的には作りたいお菓子のレシピを調べて、それに必要な材料を買いにいこうとします。ですが、フランス人はまず最初に自分の家の冷蔵庫を開けて、そこにある材料で何が作れるのかを考えるのです。その根底には、すべてにおいてお金を出して用意するのではなく、必要な物だけをお金で得る…といった考えがあるからなのです。

 

ランチにおいてもこの「あるもので」といった精神は健在で、フランスではバゲットが他のパンよりも安く売っていますが、このバゲットに冷蔵庫にあるものをはさんで食べることも、お金を使わずにあるものだけでお手軽に済ますのです。この姿勢は、ここ最近では日本でも見られるようになってきています。
ランチは外でわざわざ食べるよりも、お弁当を自分で作って食べたほうが、体の健康や美容の面においても良いとして、OLやサラリーマンを中心に広がってきました。お店でも、お弁当アイテムを数多く販売されるようになってきていることからも、「あるもので作る」といった節約が浸透してきていることがわかります。


フランスにはコンビニがない!?

日本はいろんな面で便利に生活できることを実感します。コンビニもその一つで、いたるところにあり、手軽に買い物を楽しむことができます。急に必要なものが24時間買えるのはとても助かります。

 

でも、フランスにはコンビニはありません。なぜなら、無くても困らないからです。あるもので済ます…といった、想像力に富んでいるフランス人にとって、あるものまで買えるコンビニは必要とすることがあまりないのです。
考えてみれば、日本でコンビニが出来たのはつい最近の出来事です。コンビニがない時代はそれなりに工夫してやってきたのですから、コンビニが出来たことでそうした創意工夫する気持ちが下がり、なんでも気軽に買って済ますようになってしまったともいえるのです。
コンビニには最近の流行や、スーパーではみないようなおもしろい商品などが売られたりしています。誘惑がいっぱいで、ついつい必要のないものまで購入してしまう…なんてことも。コンビニを気軽に利用している人は、そういった必要のないものも多く買い込んでしまっていることが多いのです。

 

また、フランス人は物の価値に対してシビアに見定めます。高ければいい…といった考えは持ってはおらず、高かろうが安かろうが、納得できる値段でないと購入しないのです。
一つ買うのにも、「これは本当に必要なのか?」と自分に問いかけて良く考えてから決めるのですから、衝動買いといった事が少ないのです。じっくりと考えて購入するからこそ、お金の無駄使いがないのです。